【7社厳選!】お昼・夕方でも通信速度が遅くならない格安SIM

悩む人

格安SIMは大手キャリアと比べて通信速度が遅いみたいだけど、できるだけ速い方がいいな…
料金の安い格安SIMだと電波が繋がらなくなるとかあるかな。あと、通信が混む時間帯はどのくらい遅くなるのか知りたい。

こういった悩みを解決します。

本記事の内容
  • 通信速度の速い格安SIM7選
  • 通常時の通信速度、混雑時の通信速度の比較
  • 各アプリで必要な通信速度
  • 大中小3つの通信量別に通信速度の速いおすすめの格安SIM
本記事の信頼性

本記事を書いている僕は格安SIM歴9年です。携帯料金プランの研究をして、携帯会社や料金プランの特徴を節約のために徹底的に調べ上げ実践しました。

この記事を読むことで、通信速度の速い格安SIMがどこなのかが分かるようになります。

料金の安さで携帯会社を選んでしまい、通信速度が遅かったという失敗をしなくなります。

今、スマホの通信速度が遅くて悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

スマホ相談ROOMは特定の携帯会社への所属や販売をしていないので、中立な立場でアドバイスしています。料金が安いことだけでおすすめするのではなく、あなたのライフスタイルに適したプランを提案します。

目次

通信速度の速い格安SIM7選

今回紹介する格安SIMは以下の7社です。

厳密にはahamopovoLINEMOは格安SIM(MVNO)ではなく大手キャリアのオンライン専用の新料金プラン、Y!mobileUQ mobileは大手キャリアのサブブランド(MNO)です。

とはいえ、最近は料金が変わらなくってきているので、ここでは「格安SIM」として進めていきます。

MVNOとMNOって何?

格安SIMとは一般的にMVNO(仮想移動体通信業者)と呼ばれ、自社の基地局や回線網を持ちません。大手キャリアの回線網を借りて、通信サービスを提供しています。逆に自社の基地局や回線網を持っている事業者をMNO(移動体通信業者)と呼びます。

MNOはdocomo、au、SoftBank、楽天モバイルの4社です。

それでは、1位から順番に1つずつ紹介していきます。

1位 ahamo:ドコモと同じ回線で圧倒的な通信速度と回線品質

ahamoの基本情報は下記のとおりです。

ahamoの基本情報
運営会社株式会社NTTドコモ
使用回線docomo
初期費用無料
最低利用期間なし
解約違約金なし
速度制限時最大1Mbps
最大128kbps(海外データ通信の速度制限)
国内通話料22円/30秒
かけ放題5分以内国内通話:無料
かけ放題:1100円/月
データチャージ1GB:550円
80GB:1,980円
データ繰越不可(購入したデータも繰越できない)
5G対応
eSIM対応
高速・低速の切替機能なし
テザリングの使用無料(申込不要)
初月料金の日割り計算適用
解約月料金の日割り計算適用されない

ahamoはNTTドコモの新料金プランという立ち位置で、通信速度や回線品質、エリアはドコモと変わらず、最強クラスの通信速度を提供する格安SIMです。

例えば自宅にWi-Fiがない方でも、高画質の動画を爆速で視聴することができます。

どの時間帯でも高速通信が可能なahamoは、Wi-Fi環境がない状況でも大量のデータ通信を利用する方に最適です。

料金プランは下記のとおりです。

通信容量基本料金
20GB2,970円
100GB(20GB+80GB)4,950円(2,970円+1,980円)

ahamoは音声通話SIMが20GBで2,970円というワンプランです。

80GBの大盛りオプションを購入することで、月100GBまでが4,950円で利用できるようになります。

シンプルかつ明瞭な料金プランですね。家族割などの割引制度もなく、分かりやすいのもahamoが選ばれる理由の1つです。

他にも、ahamoには以下のような特徴があります。

  • 初期費用(事務手数料)が無料
  • 5分以内の国内通話が何回でも無料
  • 最新機種のスマホが購入できる
  • 海外データ通信が20GBまで追加料金0円で、82の国・地域で利用できる
  • dカードでahamo料金を支払えばデータ容量が毎月もらえる(GOLD:+5GB dカード:+1GB)
  • ahamoとディズニープラスを両方契約でdポイント3,990pt進呈、さらに月額料金990円が最大6ヶ月間割引

ahamoは初期費用が無料なので、乗り換える時に無駄な費用がかからないのは嬉しいポイントです。

さらに、5分以内の国内通話が何回でも無料なので、ちょっとした予約の電話をする方にぴったりです。

2位 povo:auと同じ回線でトップクラスの通信速度と回線品質

povoの基本情報は下記のとおりです。

povoの基本情報
運営会社KDDI Digital Life株式会社
使用回線au
初期費用無料
最低利用期間なし(180日間以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止、契約解除となることがある)
解約違約金なし
速度制限時最大128kbps
国内通話料22円/30秒
かけ放題5分以内かけ放題:550円/月
かけ放題:1,650円/月
データチャージデータ使い放題(24時間):330円
1GB(7日間):390円
3GB(30日間):990円
データ繰越不可
5G対応
eSIM対応
高速・低速の切替機能なし
テザリングの使用無料(申込不要)
初月料金の日割り計算適用されない
解約月料金の日割り計算適用されない

povoはauの格安プランで、通信速度や回線品質、エリアはauと変わらず、トップクラスの通信速度を提供する格安SIMです。

基本料0円で音声通話SIMが使用できる唯一の格安SIMなので、メイン回線として使用することはもちろん、サブ回線としても重宝します。

1日だけ大量のデータ通信を行う必要がある場合でも、24時間データ使い放題(330円/回)があるので、Wi-Fiがない場所でのオンライン会議も時間帯関係なくサクサク動きます。

料金プランは下記のとおりです。

トッピング利用料
データ使い放題(24時間)330円/回
1GB(7日間)390円/回
3GB(30日間)990円/回
20GB(30日間)2,700円/回
60GB(90日間)6,490円/回
150GB(180日間)12,980円/回

povoは必要な時に必要なデータを購入することができる「トッピング」という考え方で、今までの月GB円とは違った新しい料金システムをしています。

さらに大手キャリアと変わらない通信で、3GBが990円はかなりコスパ高いです。

60GBや150GBの大容量はギガが割安で購入できるので、計画的に使用できる人にはおすすめです。

他にも、povoには以下のような特徴があります。

  • 低速通信(最大128kbps)が基本料0円で利用できる
  • 初期費用(契約事務手数料)が無料
  • 日常のお買い物でギガがもらえる
  • 不要なスマホとギガを交換できる
  • auからの乗り換えならauの一部サービスが利用できる

povoでは、お買い物でギガがもらえる活動のことを「#ギガ活」と呼びます。

ギガの付与はコンビニやスーパー、飲食店などの支払いにau PAYを利用することが対象の条件です。

利用金額によって300MB、1GB、3GB、20GBなどもらえるギガが異なります。対象店舗の詳細はこちらから。

街でよく買い物することがある、主婦や学生、社会人におすすめできる格安SIMです。

3位 Y!mobile:ソフトバンクのサブブランドで高速通信が安定している

Y!mobileの基本情報は下記のとおりです。

Y!mobileの基本情報
運営会社ソフトバンク株式会社
使用回線SoftBank
初期費用3,300円(オンラインでの申込、ソフトバンク/LINEMOからのMNP転入の場合は無料)
最低利用期間なし
解約違約金なし
速度制限時最大1Mbps:シンプルM/L
最大300kbps:シンプルS
最大128kbps:シェアプラン(子回線)
国内通話料22円/30秒
かけ放題10分以内かけ放題:770円/月
かけ放題:1,870円/月
データチャージ0.5GB:550円
データ繰越翌月末まで可能(購入したデータは不可)
※100MB未満は切り捨て(1438MB1400MB)
5G対応
eSIM対応
高速・低速の切替機能なし
テザリングの使用無料(申込不要)
初月料金の日割り計算適用
解約月料金の日割り計算適用されない

Y!mobileはソフトバンクのサブブランドなので、ソフトバンクよりも低価格です。格安SIMの中では通信速度がかなり速く、学割(ワイモバ親子割)や家族割を強みとしている格安SIMです。

例えば5歳〜18歳までの子供と一緒に契約する場合、1回線目は音声通話SIM20GB※1が2,178円/月※2、2回線目以降は990円/月※2で利用することができます。

※1 データ増量オプション(550円/月)に加入した場合(1年間は無料)

※2 割引適用は2ヶ月目〜13ヶ月目まで

料金プランは下記のとおりです。

プラン通信容量基本料金
シンプルS3GB2,178円
シンプルM15GB3,278円
シンプルL25GB4,158円

Y!mobileは格安SIMの中でも基本料金が高いので、割引を適用できない方にはおすすめできません。

一方で、学割(ワイモバ親子割)や家族割、おうち割のいずれかを適用できる方はかなりお得になります。

他にも、Y!mobileには以下のような特徴があります。

  • 余ったデータ容量を翌月末まで繰越する
  • オンラインでの申込で初期費用(契約事務手数料)が無料
  • Androidスマホの販売価格が格安SIM各社の中でも安い
  • Enjoyパック(月額550円)の加入でYahoo!ショッピングのお買い物で付くPayPayポイントが+5%アップ
  • 家族で契約すると2回線目以降、毎月1,188円割引
  • SoftBank 光/Airに加入している方はおうち割で毎月1,188円割引
  • シンプルM/Lは子回線を539円で運用できる

おうち割はひとりでも家族の人数分でも適用可能です。

例えば4人家族の場合、毎月4,752円割引になるので、年間57,024円もお得になります。

割引制度やキャンペーンが豊富なY!mobileは、SoftBank 光/Airに加入している方はもちろん、上手くキャンペーンを活用できる方や5歳〜18歳の子供がいる方、家族で同じ携帯会社を契約したい方にもおすすめです。

4位 LINEMO:ソフトバンクの回線をそのまま利用しているので高速通信が可能

LINEMOの基本情報は下記のとおりです。

LINEMOの基本情報
運営会社ソフトバンク株式会社
使用回線SoftBank
初期費用無料
最低利用期間なし
解約違約金なし
速度制限時最大1Mbps:スマホプラン
最大300kbps:ミニプラン
国内通話料22円/30秒
かけ放題5分以内かけ放題:550円/月
かけ放題:1,100円/月
データチャージ1GB:550円
データ繰越不可(購入したデータも繰越できない)
5G対応
eSIM対応
高速・低速の切替機能なし
テザリングの使用無料(申込不要)
初月料金の日割り計算適用
解約月料金の日割り計算適用されない

LINEMOはソフトバンクの格安プランで、ドコモのahamoやauのpovoと同じ立ち位置です。通信速度や回線品質、エリアはソフトバンクと変わらず、どの時間帯でも高速通信が可能な格安SIMです。

LINEとの相性が良く、LINEのトークや通話などのデータ消費量はゼロになります。

データ容量超過後(速度制限時)もLINEの通信速度は制限されないので、普段からLINEをメインで利用している方に最適な格安SIMです。

料金プランは下記のとおりです。

プラン通信容量基本料金
ミニプラン3GB990円
スマホプラン20GB2,728円

LINEMOは2つのシンプルなプランで、低容量向けのミニプラン、中容量向けのスマホプランを用意しています。

ターゲット層を明確にしているので、非常に分かりやすいですね。

他にも、LINEMOには以下のような特徴があります。

  • 初期費用(契約事務手数料)が無料
  • スマホプランはLINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース)が無料
  • スマホプランへ他社からの乗り換えで(MNP)PayPayポイント10,000円相当プレゼント
  • ミニプランは新規契約またはMNPでPayPayポイント990円相当を6ヶ月間毎月プレゼント
  • 5分以内の国内通話定額オプショが1年間無料
  • LINEMOに招待した方・招待された方どちらも PayPayポイント1,500円相当プレゼント(スマホプランのみ)

LINEMOはキャンペーンが充実していて、ミニプランなら最大6ヶ月間は実質無料で利用することができます。

さらに5分かけ放題が1年間無料で利用できること、初期費用がかからないことから、他社からの乗り換えを考えている方にはぴったりです。

5位 楽天モバイル:楽天回線エリアなら高速通信がデータ無制限で使用できる

楽天モバイルの基本情報は下記のとおりです。

楽天モバイルの基本情報
運営会社楽天モバイル株式会社
使用回線Rakuten
初期費用無料
最低利用期間なし
解約違約金なし
速度制限時最大1Mbps:パートナー回線エリア(国内)
最大128kbps:パートナー回線エリア(海外)
国内通話料22円/30秒(「Rakuten Link」アプリから発信で通話料無料)
かけ放題15分以内かけ放題:1,100円/月
国際通話かけ放題:980円/月
データチャージ1GB:660円(国内データ)
1GB:500円(海外データ)
データ繰越不可(購入したデータは購入日を含めて31日間有効)
5G対応
eSIM対応
高速・低速の切替機能あり
テザリングの使用無料(申込不要)
初月料金の日割り計算適用されない(利用量に応じて精算)
解約月料金の日割り計算適用されない(利用量に応じて精算)

楽天モバイルは自社の楽天回線とauのパートナー回線で構成されていて、どちらの回線も通信が混雑する時間帯でも高速通信をすることができます。ドコモ、au、ソフトバンクに次ぐ第4のキャリアで、革新的なサービスを提供しています。

そのひとつが回数無制限の国内通話無料です。

「Rakuten Link」アプリを使用することで、090などの携帯電話や固定電話への通話が無料になります。

国内通話が無料になる楽天モバイルは、よく通話をする方や、かけ放題に加入している人におすすめな格安SIMです。

料金プランは下記のとおりです。

通信容量基本料金
3GBまで1,078円
3GB超過後20GBまで2,178円
20GB超過後3,278円

楽天モバイルはワンプランの従量制です。使った分だけ料金が発生するので、毎月のデータ使用量にばらつきがある方にぴったりです。

3,278円で楽天回線エリアでの通信がデータ無制限なので、自宅にWi-Fiがない方に最適です。

自宅が楽天回線のエリア内ならWi-Fiが要らなくなりますね。スマホとWi-Fiを3,278円で利用できるようなものなので、めちゃくちゃお得です。

他にも、楽天モバイルには以下のような特徴があります。

  • 初期費用(契約事務手数料)が無料
  • 楽天モバイルへ初めて申込で3,000円相当分のポイント還元
  • 最新iPhoneが4キャリアの中で最安値
  • 楽天市場のお買い物がポイント最大3倍アップ
  • NBAとパ・リーグが追加料金0円で観られる
  • 海外データ通信が2GBまで無料で、69の国・地域で利用できる
  • 楽天モバイルを紹介すると7,000ポイントプレゼント

楽天モバイルはiPhoneをお得に購入するためのキャンペーンが豊富で、「iPhoneトク得乗り換えキャンペーン」を利用することで、最新のiPhoneでも最大24,000円ポイント還元されます。

6位 UQ mobile:auのサブブランドで高速通信が安定している

UQ mobileの基本情報は下記のとおりです。

UQ mobileの基本情報
運営会社UQコミュニケーションズ株式会社
使用回線au
初期費用3,300円
最低利用期間なし
解約違約金なし
速度制限時最大1Mbps:くりこしプランM/L +5G
最大300kbps:くりこしプランS +5G
国内通話料22円/30秒
かけ放題10分以内かけ放題:880円/月
かけ放題:1,980円/月
データチャージ0.5GB:605円
1GB:1100円
データ繰越翌月末まで可能(購入したデータは最後に購入した日より62日間有効)
5G対応
eSIM対応
高速・低速の切替機能なし
テザリングの使用無料(申込不要)
初月料金の日割り計算適用
解約月料金の日割り計算適用されない

UQ mobileはauのサブブランドなので、auよりも低価格です。格安SIMの中では通信速度がトップクラスで、学割(UQ親子応援割)や自宅セット割を強みとしている格安SIMです。

学割(UQ親子応援割)は5歳〜18歳以下の子供がいる家庭なら誰でも適用可能です。

割引になる金額を、以下にまとめましたので参考にしてください。

くりこしプランM +5GくりこしプランL +5G
1回線目-550円/月-770円/月
2回線目以降(10回線まで)-1,738円/月-1,958円/月

例えば家族4人が全員がくりこしプランM +5Gの場合は、毎月5,764円の割引なので年間で69,168円お得になります。

最大10回線まで割引ができるUQ mobileは、家族の人数が多い方に最適な格安SIMです。

料金プランは下記のとおりです。

プラン通信容量基本料金
くりこしプランS +5G3GB1,628円
くりこしプランM +5G15GB2,728円
くりこしプランL +5G25GB3,828円

Y!mobileとプランが似ていますが、UQ mobileの方が基本料金が安いので、割引期間が終了した後でも維持費を安く抑えることができます。

他にも、UQ mobileには以下のような特徴があります。

  • 余ったデータ容量を翌月末まで繰越する
  • UQ mobileに乗り換え(MNP)で最大13,000円相当のau PAYを還元
  • 自宅セット割で家族全員の料金が割引(1人当たり最大858円割引)
  • 高速通信と低速通信の切り替えが可能なので、データ容量を節約できる
  • YouTube Premiumが3ヶ月間無料
  • Apple Musicが6ヶ月間無料

UQ mobileの自宅セット割は、くりこしプランS/M +5Gなら毎月638円の割引、くりこしプランL +5Gなら毎月858円の割引になります。

対象のインターネットサービス(ネット+電話)またはauでんき(UQでんきでも可)とセットで自宅セット割の対象になります。

上記に当てはまる方は、毎月の基本料金を節約できるのでおすすめです。

7位 OCN モバイル ONE:安定した高速通信を低価格で実現したMVNO

OCN モバイル ONEの基本情報は下記のとおりです。

OCN モバイル ONEの基本情報
運営会社エヌ・ティ・ティレゾナント株式会社
使用回線docomo
初期費用3,733円
最低利用期間なし
解約違約金なし
速度制限時最大200kbps(低速での通信量が基本通信容量の半分を超えると、60kbpsまで制限される場合がある)
国内通話料11円/30秒
かけ放題10分以内かけ放題:935円/月
トップ3かけ放題:935円/月
かけ放題:1,430円/月
データチャージ1GB:550円(OCNアプリ経由)
0.5GB:550円(上記以外)
データ繰越翌月末まで可能(購入したデータは3ヶ月後の月末まで有効)
5G対応(要申込)
eSIM未対応
高速・低速の切替機能あり
テザリングの使用無料(申込不要)
初月料金の日割り計算利用開始月(申込日の10日後を含む月)は無料
解約月料金の日割り計算適用されない

OCN モバイル ONEは今回紹介する格安SIMの中で唯一のMVNOです。ドコモの回線を借りてサービスを提供しているのですが、MNOに引けを取らないくらい通信速度は速く、コストパフォーマンスがとても高い格安SIMです。

MM総研 2022年9月 MVNOネットワーク品質調査では、「ドコモ回線通信品質」で4期連続の総合1位を獲得しています。

さらに、セット購入部門(総合満足度)でも最優秀賞を受賞しているので、他社からの乗り換えでスマホもセットで購入したい方にぴったりです。(出典:RBB TODAY「格安SIMアワード2022下半期」

料金プランは下記のとおりです。

通信容量(音声通話SIM)基本料金
500MB550円
1GB770円
3GB990円
6GB1,320円
10GB1,760円

OCN モバイル ONEは基本料金が安いので、他社の割引制度の対象にならない方にもおすすめです。

格安SIMの中でもOCN モバイル ONEの料金の安さはトップクラスです。

他にも、OCN モバイル ONEには以下のような特徴があります。

  • 余ったデータ容量を翌月末まで繰越する
  • MUSICカウントフリー(対象の音楽サービスのデータ消費がゼロ)
  • Androidが最安値で購入できる
  • OCN光とセットで基本料金が毎月220円割引(最大5契約まで)
  • 高速通信と低速通信の切り替えが可能なので、データ容量を節約できる
  • 050 Plusの月額基本料が毎月半額の165円で利用できる
  • 1契約で通信容量を複数のSIMカードで共有できる
  • 60歳以上ならデータ容量が最大12ヶ月間0.5GB増量

OCN モバイル ONEは追加料金不要でMUSICカウントフリーになります。対象の音楽サービスを以下にまとめましたので参考にしてください。

  • Amazon Music
  • AWA
  • dヒッツ
  • LINE MUSIC
  • Spotify
  • TOWER RECORDS MUSIC
  • ひかりTVミュージック

上記の音楽サービスは無料でデータ消費がゼロになるため、通勤や通学で音楽を聴いている方には最適です。

全28社の格安SIMの通信速度を比較

それでは、通常時と混雑時の通信速度を比較していきましょう。

各格安SIMの通信速度の実測値平均は以下のとおりです。みんそく格安SIMの速度比較サイトを参考に総合的に判断しました。

※測定値は測定した場所によっても異なりますので、あくまで参考程度です。

携帯会社下り(通常時)下り(混雑時)
ahamo93.82Mbps60.71Mbps
povo83.83Mbps56.64Mbps
Y!mobile62.36Mbps61.04Mbps
LINEMO77.25Mbps44.79Mbps
楽天モバイル55.16Mbps46.96Mbps
UQ mobile54.27Mbps43.86Mbps
OCN モバイル ONE58Mbps40.24Mbps
y.u mobile49.16Mbps36.86Mbps
J:COM MOBILE33.33Mbps20.11Mbps
NUROモバイル
(NEOプラン)
46.52Mbps18.23Mbps
IIJmio36.6Mbps10.93Mbps
b-mobile35.07Mbps10.74Mbps
イオンモバイル26.26Mbps11.88Mbps
DTI SIM45.49Mbps8.1Mbps
QTmobile49.29Mbps7.67Mbps
エキサイトモバイル24.07Mbps7.33Mbps
HISモバイル32.66Mbps6.67Mbps
LinksMate74.88Mbps4.72Mbps
トーンモバイル12.79Mbps3.99Mbps
BIC SIM33.86Mbps3.38Mbps
donedone3.03Mbps3.24Mbps
mineo25.03Mbps2.48Mbps
NifMo38.59Mbps2.41Mbps
NUROモバイル
(バリュープラス)
30.67Mbps1.85Mbps
BIGLOBEモバイル14.21Mbps1.4Mbps
LIBMO27.6Mbps0.49Mbps
日本通信SIM66.95Mbps0.48Mbps
ロケットモバイル10.18Mbps0.33Mbps
全28社の格安SIMの通信速度の比較

LINEなどで、メッセージや画像を自分が送信する時は「上り」で、受信する時は「下り」を使います。

格安SIMは通信が混雑する時間帯に通信速度が遅くなる

格安SIMには混雑しやすい時間帯があり、その中で最も通信速度が遅くなるお昼(12時〜13時)です。

通信が混雑する時間帯は他にも、朝(7時〜9時)と夕方(17時〜19時)と夜(21時〜23時)にありますが、一般的にはお昼よりも遅くなることはありません。

格安SIMの通信速度を見る時は、お昼(混雑時)の下りを押さえておけばバッチリです。通常時に早くても、お昼がかなり遅いことがよくあるので注意しましょう。

通信速度が速ければいいわけでもない

通信速度は目に見えにくいので、車に例えると実感しやすいです。

例えば、速度指定のある国道を運転するのに時速300km出るスポーツカーは必要ないです。ポテンシャルがあっても、それを発揮できるフィールドがなければ宝の持ち腐れです。

実は通信速度がどれだけ速くても、使用するアプリの推奨速度を超えていれば、体感はほとんど変わりません。

つまり、使用頻度の高いアプリの推奨速度よりも速い格安SIMを見つけることができれば、あなたに最適かもです。

各アプリに必要な通信速度

各アプリを快適に使用するための通信速度は以下のとおりです。

  • Webサイト:1Mbps〜10Mbps
  • バーコード決済アプリ:0.5Mbps〜1.5Mbps
  • LINE:128kbps〜3Mbps
  • 音楽ストリーミング:128kbps〜320kbps
  • YouTube:3Mbps〜25Mbps
  • Twitter:1Mbps
  • Instagram:1.5Mbps〜3Mbps
  • TikTok:2Mbps
  • Zoom:10Mbps〜30Mbps
  • オンラインゲーム:10Mbps〜100Mbps

上記のアプリをストレスなく利用するためには、安定して必要なスピードを出し続けることが重要です。

3Mbps以上ならほとんどのアプリが快適

お昼にYouTubeを1080pで見たり、オンラインゲームをやり込んだりするヘビーユーザーでなければ、3Mbps程度で十分です。

理論上、ほとんどの場合は3Mbpsで快適に使用できるので、混雑時に3Mbps以上出ている格安SIMを見つければ良いです。

問題はピーク時に必要な速度が出るのか

通信速度の測定値は平均なので、以下のようなケースが考えられます。

お昼(12時〜13時)の平均値が3Mbpsの場合

12:004.5Mbps
12:151Mbps
12:300.5Mbps
12:452Mbps
13:005Mbps

実際には上記のようなケースでは、お昼の中でも混雑する12:30に0.5Mbpsしか速度が出ていません。

この場合、本当に使いたい時間帯にスマホが使えないこともあります。

ギリギリを攻めず少し余裕を持たせる

通信速度の測定値は格安SIMを比較する上で目安になりますが、あくまでも参考程度にした方がいいかもです。

通信速度を重視する方は、快適にアプリを使用できる速度よりも少し速い格安SIMを選ぶことをおすすめします。

3つの通信量別で見るおすすめ格安SIM

通信量別に必要な通信速度
通信量大
必要な通信速度:30Mbps以上
通信量中
必要な通信速度:5〜10Mbps
通信量小
必要な通信速度:1〜3Mbps

例えば、上の棒グラフのように通信量が小さいアプリをメインで使う方は、ahamoのような圧倒的な通信速度は必要なくて、逆にzoom会議を頻繁にする方は高速通信が必要になります。

それでは、あなたが普段使用するアプリの通信量が大・中・小どれなのか、おすすめの格安SIMはどこなのか見ていきましょう。

通信量大におすすめの格安SIM7選

オンラインゲーム、zoom会議、YouTube(4K)など。

これらをメインに使う方は、下記の格安SIMがおすすめです。

  • ahamo:20GBが2,970円で、5分かけ放題が無料。
  • povo:基本料金0円。買い物でギガがもらえる。
  • Y!mobile:ワイモバ親子割で月に最大2,288円割引。
  • LINEMO:3GBが990円で、基本料金6ヶ月間実質無料。
  • 楽天モバイル:データ無制限で3,278円。アプリ使用で国内通話無料。
  • UQ mobile:UQ親子応援割で月に最大1,958円割引。
  • OCN モバイル ONE:高速通信を低価格で提供。圧倒的なコスパ。

通信量中におすすめの格安SIM6選

Webサイト閲覧(画像多め)、YouTube(高画質)など。

これらをメインに使う方は、下記の格安SIMがおすすめです。

  • y.u mobile:5GBで1,070円。無料でスマホ修理費用保険が適用。
  • J:COM MOBILE:最強ヤング割は26歳まで適用。月1,078円の割引。
  • NUROモバイル
    (NEOプラン)
    :新規か乗り換えで18,000円キャッシュバック。
  • IIJmio:5GBで990円。eSIMに対応。
  • b-mobile:3GBで1,529円。従量制でギガを使わなかった月は安くなる。
  • イオンモバイル:200店舗数は全国に以上、サポートが手厚い。

通信量小におすすめの格安SIM4選

Webサイト閲覧(画像少なめ)、LINE、SNS、YouTube(標準画質)、音楽ストリーミング、バーコード決済アプリ、Google マップなど。

これらをメインに使う方は、下記の格安SIMがおすすめです。

  • DTI SIM:毎日1.4GBで3,190円。プロバイダーとして20年の実績を持つ。
  • QTmobile:九電・BBIQの利用者は月に最大330円割引
  • エキサイトモバイル:3GBが業界最安値の690円。基本料金3ヶ月間実質無料。
  • HISモバイル:7GBが業界最安値の990円。

まとめ:ライフスタイルに適した通信速度の格安SIMを選びましょう

今回は、お昼・夕方に遅くならない格安SIMというテーマでお話ししてきました。

ぶっちゃけ少し攻めた内容なので、選択肢が多く混乱してしまったと思います。

正直、通信速度・回線品質を重視する方は、冒頭で紹介した7社の中であれば間違いないです。

通信速度も料金も重視したい方は、「通信量中」の中から選ぶとあなたにぴったりな格安SIMが見つかるかもです。

というわけで今回は以上です。

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