格安SIMは大手キャリアと比べて通信速度が遅いみたいだけど、できるだけ速い方がいいな…
料金の安い格安SIMだと電波が繋がらなくなるとかあるかな。あと、通信が混む時間帯はどのくらい遅くなるのか知りたい。
こういった悩みを解決します。
本記事の内容- 通信速度の速い格安SIM7選
- 通常時の通信速度、混雑時の通信速度の比較
- 各アプリで必要な通信速度
- 大中小3つの通信量別に通信速度の速いおすすめの格安SIM
本記事を書いている僕は格安SIM歴9年です。携帯料金プランの研究をして、携帯会社や料金プランの特徴を節約のために徹底的に調べ上げ実践しました。
この記事を読むことで、通信速度の速い格安SIMがどこなのかが分かるようになります。
料金の安さで携帯会社を選んでしまい、通信速度が遅かったという失敗をしなくなります。
今、スマホの通信速度が遅くて悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
通信速度の速い格安SIM7選
今回紹介する格安SIMは以下の7社です。
厳密にはahamo、povo、LINEMOは格安SIM(MVNO)ではなく大手キャリアのオンライン専用の新料金プラン、Y!mobile、UQ mobileは大手キャリアのサブブランド(MNO)です。
とはいえ、最近は料金が変わらなくってきているので、ここでは「格安SIM」として進めていきます。
MVNOとMNOって何?
格安SIMとは一般的にMVNO(仮想移動体通信業者)と呼ばれ、自社の基地局や回線網を持ちません。大手キャリアの回線網を借りて、通信サービスを提供しています。逆に自社の基地局や回線網を持っている事業者をMNO(移動体通信業者)と呼びます。
MNOはdocomo、au、SoftBank、楽天モバイルの4社です。
それでは、1位から順番に1つずつ紹介していきます。
1位 ahamo:ドコモと同じ回線で圧倒的な通信速度と回線品質
ahamoの基本情報は下記のとおりです。
運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
使用回線 | docomo |
初期費用 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
解約違約金 | なし |
速度制限時 | 最大1Mbps 最大128kbps(海外データ通信の速度制限) |
国内通話料 | 22円/30秒 |
かけ放題 | 5分以内国内通話:無料 かけ放題:1100円/月 |
データチャージ | 1GB:550円 80GB:1,980円 |
データ繰越 | 不可(購入したデータも繰越できない) |
5G | 対応 |
eSIM | 対応 |
高速・低速の切替機能 | なし |
テザリングの使用 | 無料(申込不要) |
初月料金の日割り計算 | 適用 |
解約月料金の日割り計算 | 適用されない |
ahamoはNTTドコモの新料金プランという立ち位置で、通信速度や回線品質、エリアはドコモと変わらず、最強クラスの通信速度を提供する格安SIMです。
例えば自宅にWi-Fiがない方でも、高画質の動画を爆速で視聴することができます。
どの時間帯でも高速通信が可能なahamoは、Wi-Fi環境がない状況でも大量のデータ通信を利用する方に最適です。
料金プランは下記のとおりです。
通信容量 | 基本料金 |
---|---|
20GB | 2,970円 |
100GB(20GB+80GB) | 4,950円(2,970円+1,980円) |
ahamoは音声通話SIMが20GBで2,970円というワンプランです。
80GBの大盛りオプションを購入することで、月100GBまでが4,950円で利用できるようになります。
シンプルかつ明瞭な料金プランですね。家族割などの割引制度もなく、分かりやすいのもahamoが選ばれる理由の1つです。
他にも、ahamoには以下のような特徴があります。
- 初期費用(事務手数料)が無料
- 5分以内の国内通話が何回でも無料
- 最新機種のスマホが購入できる
- 海外データ通信が20GBまで追加料金0円で、82の国・地域で利用できる
- dカードでahamo料金を支払えばデータ容量が毎月もらえる(GOLD:+5GB dカード:+1GB)
- ahamoとディズニープラスを両方契約でdポイント3,990pt進呈、さらに月額料金990円が最大6ヶ月間割引
ahamoは初期費用が無料なので、乗り換える時に無駄な費用がかからないのは嬉しいポイントです。
さらに、5分以内の国内通話が何回でも無料なので、ちょっとした予約の電話をする方にぴったりです。
2位 povo:auと同じ回線でトップクラスの通信速度と回線品質
povoの基本情報は下記のとおりです。
運営会社 | KDDI Digital Life株式会社 |
使用回線 | au |
初期費用 | 無料 |
最低利用期間 | なし(180日間以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止、契約解除となることがある) |
解約違約金 | なし |
速度制限時 | 最大128kbps |
国内通話料 | 22円/30秒 |
かけ放題 | 5分以内かけ放題:550円/月 かけ放題:1,650円/月 |
データチャージ | データ使い放題(24時間):330円 1GB(7日間):390円 3GB(30日間):990円 |
データ繰越 | 不可 |
5G | 対応 |
eSIM | 対応 |
高速・低速の切替機能 | なし |
テザリングの使用 | 無料(申込不要) |
初月料金の日割り計算 | 適用されない |
解約月料金の日割り計算 | 適用されない |
povoはauの格安プランで、通信速度や回線品質、エリアはauと変わらず、トップクラスの通信速度を提供する格安SIMです。
基本料0円で音声通話SIMが使用できる唯一の格安SIMなので、メイン回線として使用することはもちろん、サブ回線としても重宝します。
1日だけ大量のデータ通信を行う必要がある場合でも、24時間データ使い放題(330円/回)があるので、Wi-Fiがない場所でのオンライン会議も時間帯関係なくサクサク動きます。
料金プランは下記のとおりです。
トッピング | 利用料 |
---|---|
データ使い放題(24時間) | 330円/回 |
1GB(7日間) | 390円/回 |
3GB(30日間) | 990円/回 |
20GB(30日間) | 2,700円/回 |
60GB(90日間) | 6,490円/回 |
150GB(180日間) | 12,980円/回 |
povoは必要な時に必要なデータを購入することができる「トッピング」という考え方で、今までの月
GB 円とは違った新しい料金システムをしています。さらに大手キャリアと変わらない通信で、3GBが990円はかなりコスパ高いです。
60GBや150GBの大容量はギガが割安で購入できるので、計画的に使用できる人にはおすすめです。
他にも、povoには以下のような特徴があります。
- 低速通信(最大128kbps)が基本料0円で利用できる
- 初期費用(契約事務手数料)が無料
- 日常のお買い物でギガがもらえる
- 不要なスマホとギガを交換できる
- auからの乗り換えならauの一部サービスが利用できる
povoでは、お買い物でギガがもらえる活動のことを「#ギガ活」と呼びます。
ギガの付与はコンビニやスーパー、飲食店などの支払いにau PAYを利用することが対象の条件です。
利用金額によって300MB、1GB、3GB、20GBなどもらえるギガが異なります。対象店舗の詳細はこちらから。
街でよく買い物することがある、主婦や学生、社会人におすすめできる格安SIMです。
3位 Y!mobile:ソフトバンクのサブブランドで高速通信が安定している
Y!mobileの基本情報は下記のとおりです。
運営会社 | ソフトバンク株式会社 |
使用回線 | SoftBank |
初期費用 | 3,300円(オンラインでの申込、ソフトバンク/LINEMOからのMNP転入の場合は無料) |
最低利用期間 | なし |
解約違約金 | なし |
速度制限時 | 最大1Mbps:シンプルM/L 最大300kbps:シンプルS 最大128kbps:シェアプラン(子回線) |
国内通話料 | 22円/30秒 |
かけ放題 | 10分以内かけ放題:770円/月 かけ放題:1,870円/月 |
データチャージ | 0.5GB:550円 |
データ繰越 | 翌月末まで可能(購入したデータは不可) ※100MB未満は切り捨て(1438MB 1400MB) |
5G | 対応 |
eSIM | 対応 |
高速・低速の切替機能 | なし |
テザリングの使用 | 無料(申込不要) |
初月料金の日割り計算 | 適用 |
解約月料金の日割り計算 | 適用されない |
Y!mobileはソフトバンクのサブブランドなので、ソフトバンクよりも低価格です。格安SIMの中では通信速度がかなり速く、学割(ワイモバ親子割)や家族割を強みとしている格安SIMです。
例えば5歳〜18歳までの子供と一緒に契約する場合、1回線目は音声通話SIM20GB※1が2,178円/月※2、2回線目以降は990円/月※2で利用することができます。
※1 データ増量オプション(550円/月)に加入した場合(1年間は無料)
※2 割引適用は2ヶ月目〜13ヶ月目まで
料金プランは下記のとおりです。
プラン | 通信容量 | 基本料金 |
---|---|---|
シンプルS | 3GB | 2,178円 |
シンプルM | 15GB | 3,278円 |
シンプルL | 25GB | 4,158円 |
Y!mobileは格安SIMの中でも基本料金が高いので、割引を適用できない方にはおすすめできません。
一方で、学割(ワイモバ親子割)や家族割、おうち割のいずれかを適用できる方はかなりお得になります。
他にも、Y!mobileには以下のような特徴があります。
- 余ったデータ容量を翌月末まで繰越する
- オンラインでの申込で初期費用(契約事務手数料)が無料
- Androidスマホの販売価格が格安SIM各社の中でも安い
- Enjoyパック(月額550円)の加入でYahoo!ショッピングのお買い物で付くPayPayポイントが+5%アップ
- 家族で契約すると2回線目以降、毎月1,188円割引
- SoftBank 光/Airに加入している方はおうち割で毎月1,188円割引
- シンプルM/Lは子回線を539円で運用できる
おうち割はひとりでも家族の人数分でも適用可能です。
例えば4人家族の場合、毎月4,752円割引になるので、年間57,024円もお得になります。
割引制度やキャンペーンが豊富なY!mobileは、SoftBank 光/Airに加入している方はもちろん、上手くキャンペーンを活用できる方や5歳〜18歳の子供がいる方、家族で同じ携帯会社を契約したい方にもおすすめです。
4位 LINEMO:ソフトバンクの回線をそのまま利用しているので高速通信が可能
LINEMOの基本情報は下記のとおりです。
運営会社 | ソフトバンク株式会社 |
使用回線 | SoftBank |
初期費用 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
解約違約金 | なし |
速度制限時 | 最大1Mbps:スマホプラン 最大300kbps:ミニプラン |
国内通話料 | 22円/30秒 |
かけ放題 | 5分以内かけ放題:550円/月 かけ放題:1,100円/月 |
データチャージ | 1GB:550円 |
データ繰越 | 不可(購入したデータも繰越できない) |
5G | 対応 |
eSIM | 対応 |
高速・低速の切替機能 | なし |
テザリングの使用 | 無料(申込不要) |
初月料金の日割り計算 | 適用 |
解約月料金の日割り計算 | 適用されない |
LINEMOはソフトバンクの格安プランで、ドコモのahamoやauのpovoと同じ立ち位置です。通信速度や回線品質、エリアはソフトバンクと変わらず、どの時間帯でも高速通信が可能な格安SIMです。
LINEとの相性が良く、LINEのトークや通話などのデータ消費量はゼロになります。
データ容量超過後(速度制限時)もLINEの通信速度は制限されないので、普段からLINEをメインで利用している方に最適な格安SIMです。
料金プランは下記のとおりです。
プラン | 通信容量 | 基本料金 |
---|---|---|
ミニプラン | 3GB | 990円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
LINEMOは2つのシンプルなプランで、低容量向けのミニプラン、中容量向けのスマホプランを用意しています。
ターゲット層を明確にしているので、非常に分かりやすいですね。
他にも、LINEMOには以下のような特徴があります。
- 初期費用(契約事務手数料)が無料
- スマホプランはLINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース)が無料
- スマホプランへ他社からの乗り換えで(MNP)PayPayポイント10,000円相当プレゼント
- ミニプランは新規契約またはMNPでPayPayポイント990円相当を6ヶ月間毎月プレゼント
- 5分以内の国内通話定額オプショが1年間無料
- LINEMOに招待した方・招待された方どちらも PayPayポイント1,500円相当プレゼント(スマホプランのみ)
LINEMOはキャンペーンが充実していて、ミニプランなら最大6ヶ月間は実質無料で利用することができます。
さらに5分かけ放題が1年間無料で利用できること、初期費用がかからないことから、他社からの乗り換えを考えている方にはぴったりです。
5位 楽天モバイル:楽天回線エリアなら高速通信がデータ無制限で使用できる
楽天モバイルの基本情報は下記のとおりです。
運営会社 | 楽天モバイル株式会社 |
使用回線 | Rakuten |
初期費用 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
解約違約金 | なし |
速度制限時 | 最大1Mbps:パートナー回線エリア(国内) 最大128kbps:パートナー回線エリア(海外) |
国内通話料 | 22円/30秒(「Rakuten Link」アプリから発信で通話料無料) |
かけ放題 | 15分以内かけ放題:1,100円/月 国際通話かけ放題:980円/月 |
データチャージ | 1GB:660円(国内データ) 1GB:500円(海外データ) |
データ繰越 | 不可(購入したデータは購入日を含めて31日間有効) |
5G | 対応 |
eSIM | 対応 |
高速・低速の切替機能 | あり |
テザリングの使用 | 無料(申込不要) |
初月料金の日割り計算 | 適用されない(利用量に応じて精算) |
解約月料金の日割り計算 | 適用されない(利用量に応じて精算) |
楽天モバイルは自社の楽天回線とauのパートナー回線で構成されていて、どちらの回線も通信が混雑する時間帯でも高速通信をすることができます。ドコモ、au、ソフトバンクに次ぐ第4のキャリアで、革新的なサービスを提供しています。
そのひとつが回数無制限の国内通話無料です。
「Rakuten Link」アプリを使用することで、090などの携帯電話や固定電話への通話が無料になります。
国内通話が無料になる楽天モバイルは、よく通話をする方や、かけ放題に加入している人におすすめな格安SIMです。
料金プランは下記のとおりです。
通信容量 | 基本料金 |
---|---|
3GBまで | 1,078円 |
3GB超過後20GBまで | 2,178円 |
20GB超過後 | 3,278円 |
楽天モバイルはワンプランの従量制です。使った分だけ料金が発生するので、毎月のデータ使用量にばらつきがある方にぴったりです。
3,278円で楽天回線エリアでの通信がデータ無制限なので、自宅にWi-Fiがない方に最適です。
自宅が楽天回線のエリア内ならWi-Fiが要らなくなりますね。スマホとWi-Fiを3,278円で利用できるようなものなので、めちゃくちゃお得です。
他にも、楽天モバイルには以下のような特徴があります。
- 初期費用(契約事務手数料)が無料
- 楽天モバイルへ初めて申込で3,000円相当分のポイント還元
- 最新iPhoneが4キャリアの中で最安値
- 楽天市場のお買い物がポイント最大3倍アップ
- NBAとパ・リーグが追加料金0円で観られる
- 海外データ通信が2GBまで無料で、69の国・地域で利用できる
- 楽天モバイルを紹介すると7,000ポイントプレゼント
楽天モバイルはiPhoneをお得に購入するためのキャンペーンが豊富で、「iPhoneトク得乗り換えキャンペーン」を利用することで、最新のiPhoneでも最大24,000円ポイント還元されます。
6位 UQ mobile:auのサブブランドで高速通信が安定している
UQ mobileの基本情報は下記のとおりです。
運営会社 | UQコミュニケーションズ株式会社 |
使用回線 | au |
初期費用 | 3,300円 |
最低利用期間 | なし |
解約違約金 | なし |
速度制限時 | 最大1Mbps:くりこしプランM/L +5G 最大300kbps:くりこしプランS +5G |
国内通話料 | 22円/30秒 |
かけ放題 | 10分以内かけ放題:880円/月 かけ放題:1,980円/月 |
データチャージ | 0.5GB:605円 1GB:1100円 |
データ繰越 | 翌月末まで可能(購入したデータは最後に購入した日より62日間有効) |
5G | 対応 |
eSIM | 対応 |
高速・低速の切替機能 | なし |
テザリングの使用 | 無料(申込不要) |
初月料金の日割り計算 | 適用 |
解約月料金の日割り計算 | 適用されない |
UQ mobileはauのサブブランドなので、auよりも低価格です。格安SIMの中では通信速度がトップクラスで、学割(UQ親子応援割)や自宅セット割を強みとしている格安SIMです。
学割(UQ親子応援割)は5歳〜18歳以下の子供がいる家庭なら誰でも適用可能です。
割引になる金額を、以下にまとめましたので参考にしてください。
くりこしプランM +5G | くりこしプランL +5G | |
---|---|---|
1回線目 | -550円/月 | -770円/月 |
2回線目以降(10回線まで) | -1,738円/月 | -1,958円/月 |
例えば家族4人が全員がくりこしプランM +5Gの場合は、毎月5,764円の割引なので年間で69,168円お得になります。
最大10回線まで割引ができるUQ mobileは、家族の人数が多い方に最適な格安SIMです。
料金プランは下記のとおりです。
プラン | 通信容量 | 基本料金 |
---|---|---|
くりこしプランS +5G | 3GB | 1,628円 |
くりこしプランM +5G | 15GB | 2,728円 |
くりこしプランL +5G | 25GB | 3,828円 |
Y!mobileとプランが似ていますが、UQ mobileの方が基本料金が安いので、割引期間が終了した後でも維持費を安く抑えることができます。
他にも、UQ mobileには以下のような特徴があります。
- 余ったデータ容量を翌月末まで繰越する
- UQ mobileに乗り換え(MNP)で最大13,000円相当のau PAYを還元
- 自宅セット割で家族全員の料金が割引(1人当たり最大858円割引)
- 高速通信と低速通信の切り替えが可能なので、データ容量を節約できる
- YouTube Premiumが3ヶ月間無料
- Apple Musicが6ヶ月間無料
UQ mobileの自宅セット割は、くりこしプランS/M +5Gなら毎月638円の割引、くりこしプランL +5Gなら毎月858円の割引になります。
対象のインターネットサービス(ネット+電話)またはauでんき(UQでんきでも可)とセットで自宅セット割の対象になります。
上記に当てはまる方は、毎月の基本料金を節約できるのでおすすめです。
7位 OCN モバイル ONE:安定した高速通信を低価格で実現したMVNO
OCN モバイル ONEの基本情報は下記のとおりです。
運営会社 | エヌ・ティ・ティレゾナント株式会社 |
使用回線 | docomo |
初期費用 | 3,733円 |
最低利用期間 | なし |
解約違約金 | なし |
速度制限時 | 最大200kbps(低速での通信量が基本通信容量の半分を超えると、60kbpsまで制限される場合がある) |
国内通話料 | 11円/30秒 |
かけ放題 | 10分以内かけ放題:935円/月 トップ3かけ放題:935円/月 かけ放題:1,430円/月 |
データチャージ | 1GB:550円(OCNアプリ経由) 0.5GB:550円(上記以外) |
データ繰越 | 翌月末まで可能(購入したデータは3ヶ月後の月末まで有効) |
5G | 対応(要申込) |
eSIM | 未対応 |
高速・低速の切替機能 | あり |
テザリングの使用 | 無料(申込不要) |
初月料金の日割り計算 | 利用開始月(申込日の10日後を含む月)は無料 |
解約月料金の日割り計算 | 適用されない |
OCN モバイル ONEは今回紹介する格安SIMの中で唯一のMVNOです。ドコモの回線を借りてサービスを提供しているのですが、MNOに引けを取らないくらい通信速度は速く、コストパフォーマンスがとても高い格安SIMです。
MM総研 2022年9月 MVNOネットワーク品質調査では、「ドコモ回線通信品質」で4期連続の総合1位を獲得しています。
さらに、セット購入部門(総合満足度)でも最優秀賞を受賞しているので、他社からの乗り換えでスマホもセットで購入したい方にぴったりです。(出典:RBB TODAY「格安SIMアワード2022下半期」)
料金プランは下記のとおりです。
通信容量(音声通話SIM) | 基本料金 |
---|---|
500MB | 550円 |
1GB | 770円 |
3GB | 990円 |
6GB | 1,320円 |
10GB | 1,760円 |
OCN モバイル ONEは基本料金が安いので、他社の割引制度の対象にならない方にもおすすめです。
格安SIMの中でもOCN モバイル ONEの料金の安さはトップクラスです。
他にも、OCN モバイル ONEには以下のような特徴があります。
- 余ったデータ容量を翌月末まで繰越する
- MUSICカウントフリー(対象の音楽サービスのデータ消費がゼロ)
- Androidが最安値で購入できる
- OCN光とセットで基本料金が毎月220円割引(最大5契約まで)
- 高速通信と低速通信の切り替えが可能なので、データ容量を節約できる
- 050 Plusの月額基本料が毎月半額の165円で利用できる
- 1契約で通信容量を複数のSIMカードで共有できる
- 60歳以上ならデータ容量が最大12ヶ月間0.5GB増量
OCN モバイル ONEは追加料金不要でMUSICカウントフリーになります。対象の音楽サービスを以下にまとめましたので参考にしてください。
- Amazon Music
- AWA
- dヒッツ
- LINE MUSIC
- Spotify
- TOWER RECORDS MUSIC
- ひかりTVミュージック
上記の音楽サービスは無料でデータ消費がゼロになるため、通勤や通学で音楽を聴いている方には最適です。
全28社の格安SIMの通信速度を比較
それでは、通常時と混雑時の通信速度を比較していきましょう。
各格安SIMの通信速度の実測値平均は以下のとおりです。みんそく、格安SIMの速度比較サイトを参考に総合的に判断しました。
※測定値は測定した場所によっても異なりますので、あくまで参考程度です。
携帯会社 | 下り(通常時) | 下り(混雑時) |
---|---|---|
ahamo | 93.82Mbps | 60.71Mbps |
povo | 83.83Mbps | 56.64Mbps |
Y!mobile | 62.36Mbps | 61.04Mbps |
LINEMO | 77.25Mbps | 44.79Mbps |
楽天モバイル | 55.16Mbps | 46.96Mbps |
UQ mobile | 54.27Mbps | 43.86Mbps |
OCN モバイル ONE | 58Mbps | 40.24Mbps |
y.u mobile | 49.16Mbps | 36.86Mbps |
J:COM MOBILE | 33.33Mbps | 20.11Mbps |
NUROモバイル (NEOプラン) | 46.52Mbps | 18.23Mbps |
IIJmio | 36.6Mbps | 10.93Mbps |
b-mobile | 35.07Mbps | 10.74Mbps |
イオンモバイル | 26.26Mbps | 11.88Mbps |
DTI SIM | 45.49Mbps | 8.1Mbps |
QTmobile | 49.29Mbps | 7.67Mbps |
エキサイトモバイル | 24.07Mbps | 7.33Mbps |
HISモバイル | 32.66Mbps | 6.67Mbps |
LinksMate | 74.88Mbps | 4.72Mbps |
トーンモバイル | 12.79Mbps | 3.99Mbps |
BIC SIM | 33.86Mbps | 3.38Mbps |
donedone | 3.03Mbps | 3.24Mbps |
mineo | 25.03Mbps | 2.48Mbps |
NifMo | 38.59Mbps | 2.41Mbps |
NUROモバイル (バリュープラス) | 30.67Mbps | 1.85Mbps |
BIGLOBEモバイル | 14.21Mbps | 1.4Mbps |
LIBMO | 27.6Mbps | 0.49Mbps |
日本通信SIM | 66.95Mbps | 0.48Mbps |
ロケットモバイル | 10.18Mbps | 0.33Mbps |
格安SIMは通信が混雑する時間帯に通信速度が遅くなる
格安SIMには混雑しやすい時間帯があり、その中で最も通信速度が遅くなるお昼(12時〜13時)です。
通信が混雑する時間帯は他にも、朝(7時〜9時)と夕方(17時〜19時)と夜(21時〜23時)にありますが、一般的にはお昼よりも遅くなることはありません。
格安SIMの通信速度を見る時は、お昼(混雑時)の下りを押さえておけばバッチリです。通常時に早くても、お昼がかなり遅いことがよくあるので注意しましょう。
通信速度が速ければいいわけでもない
通信速度は目に見えにくいので、車に例えると実感しやすいです。
例えば、速度指定のある国道を運転するのに時速300km出るスポーツカーは必要ないです。ポテンシャルがあっても、それを発揮できるフィールドがなければ宝の持ち腐れです。
実は通信速度がどれだけ速くても、使用するアプリの推奨速度を超えていれば、体感はほとんど変わりません。
つまり、使用頻度の高いアプリの推奨速度よりも速い格安SIMを見つけることができれば、あなたに最適かもです。
各アプリに必要な通信速度
各アプリを快適に使用するための通信速度は以下のとおりです。
- Webサイト:1Mbps〜10Mbps
- バーコード決済アプリ:0.5Mbps〜1.5Mbps
- LINE:128kbps〜3Mbps
- 音楽ストリーミング:128kbps〜320kbps
- YouTube:3Mbps〜25Mbps
- Twitter:1Mbps
- Instagram:1.5Mbps〜3Mbps
- TikTok:2Mbps
- Zoom:10Mbps〜30Mbps
- オンラインゲーム:10Mbps〜100Mbps
上記のアプリをストレスなく利用するためには、安定して必要なスピードを出し続けることが重要です。
3Mbps以上ならほとんどのアプリが快適
お昼にYouTubeを1080pで見たり、オンラインゲームをやり込んだりするヘビーユーザーでなければ、3Mbps程度で十分です。
理論上、ほとんどの場合は3Mbpsで快適に使用できるので、混雑時に3Mbps以上出ている格安SIMを見つければ良いです。
問題はピーク時に必要な速度が出るのか
通信速度の測定値は平均なので、以下のようなケースが考えられます。
お昼(12時〜13時)の平均値が3Mbpsの場合
12:00 | 4.5Mbps |
12:15 | 1Mbps |
12:30 | 0.5Mbps |
12:45 | 2Mbps |
13:00 | 5Mbps |
実際には上記のようなケースでは、お昼の中でも混雑する12:30に0.5Mbpsしか速度が出ていません。
この場合、本当に使いたい時間帯にスマホが使えないこともあります。
ギリギリを攻めず少し余裕を持たせる
通信速度の測定値は格安SIMを比較する上で目安になりますが、あくまでも参考程度にした方がいいかもです。
通信速度を重視する方は、快適にアプリを使用できる速度よりも少し速い格安SIMを選ぶことをおすすめします。
3つの通信量別で見るおすすめ格安SIM
例えば、上の棒グラフのように通信量が小さいアプリをメインで使う方は、ahamoのような圧倒的な通信速度は必要なくて、逆にzoom会議を頻繁にする方は高速通信が必要になります。
それでは、あなたが普段使用するアプリの通信量が大・中・小どれなのか、おすすめの格安SIMはどこなのか見ていきましょう。
通信量大におすすめの格安SIM7選
オンラインゲーム、zoom会議、YouTube(4K)など。
これらをメインに使う方は、下記の格安SIMがおすすめです。
通信量中におすすめの格安SIM6選
Webサイト閲覧(画像多め)、YouTube(高画質)など。
これらをメインに使う方は、下記の格安SIMがおすすめです。
- y.u mobile:5GBで1,070円。無料でスマホ修理費用保険が適用。
- J:COM MOBILE:最強ヤング割は26歳まで適用。月1,078円の割引。
- NUROモバイル
(NEOプラン):新規か乗り換えで18,000円キャッシュバック。 - IIJmio:5GBで990円。eSIMに対応。
- b-mobile:3GBで1,529円。従量制でギガを使わなかった月は安くなる。
- イオンモバイル:200店舗数は全国に以上、サポートが手厚い。
通信量小におすすめの格安SIM4選
Webサイト閲覧(画像少なめ)、LINE、SNS、YouTube(標準画質)、音楽ストリーミング、バーコード決済アプリ、Google マップなど。
これらをメインに使う方は、下記の格安SIMがおすすめです。
まとめ:ライフスタイルに適した通信速度の格安SIMを選びましょう
今回は、お昼・夕方に遅くならない格安SIMというテーマでお話ししてきました。
ぶっちゃけ少し攻めた内容なので、選択肢が多く混乱してしまったと思います。
正直、通信速度・回線品質を重視する方は、冒頭で紹介した7社の中であれば間違いないです。
通信速度も料金も重視したい方は、「通信量中」の中から選ぶとあなたにぴったりな格安SIMが見つかるかもです。
というわけで今回は以上です。
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